加工の手順
大切な旧車・ビンテージ車のボディパーツを再生・新規製作を行う手順をご紹介させていただきます。なぜ費用を抑えながら、質の良いボディパーツの製作が可能なのかを知ってください。
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01
3Dスキャン・データ化
最新の3Dスキャンを用いて、現物をスキャン・デジタルデータにしていきます。3Dスキャンは、現物を弊社に持ち込んでいただいても結構ですし、別途費用をいただくことで出張スキャンも可能です。(京都近郊)
これにより図面が無くても現状と同じパーツを再生・作成することが可能になりますので、ご安心ください。
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02
図面作成
3Dスキャンしたデジタルデータを基にして実際に製作するパーツの図面を作成していきます。
例えば現状のボディが凹んでいても、図面作成時に修正を加え、凹みをなくしたり、カスタムを施すために一部分の形状を少し変更したいなど、事前にお申し出いただけましたら、変更した図面を作成させていただきます。
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03
金型設計・製作
自社で製作可能なZAS製の金型を採用することで、小ロットでのコストの抑制・比較的安価での金型修正が可能など、多くのメリットがあります。また、使用済みになったZASは、容易にリサイクルが可能なのでコストパフォーマンスに優れています。
スキャンデータをお持ちの場合、そのデータをお預かりし金型設計からスタートする事も可能です。
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04
プレス鈑金加工
金属の板を複数の金型に押し付けて成形し製品を作り上げるプレス加工。 弊社では叩く・切る・穴をあけるといったハンドワークを併用する事で金型の工程を削減。
これにより小ロットの製品を低コストで製作可能です。
加工スピードも早く、精度の高い製品を製造することができるプレス加工も自社で行うことができますので、完成までのスピードがアップします!
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05
3Dレーザー加工
2D/3DデータよりNCデータを作成し、データをもとにした正確なカットラインに仕上げます。
その名の通り、レーザーで穴を開けたり立体的で複雑な形にカットできる技術で、バリやカエリの発生を抑えることができるため、仕上がりが綺麗でスピーディに加工を行うこと可能になります。
また、トリムラインや穴の位置程度の変更であれば、わずかな費用で変更可能です。
必要に応じて溶接加工
自動車部品製造によく使用される、重ね合わせた金属に圧力と電圧をかけることで接合させる圧接による溶接・スポット溶接は母材への影響が出にくく、材料に対する熱の影響も最小限に抑える事が可能です。
また、一見簡単そうに見られがちですが、自動車メーカーなどは正規の位置より±5㎜以内という高い精度を求められ、材料に対して90度に圧力を掛けなければいけません。

メッキなど表面処理
錆止めを施すため、メッキ処理が必要です。ご要望に応じてメッキ処理を行えます。
素材に皮膜を作ることで耐食性・熱特性・摩耗性などの特性を付与することが可能になるメッキなどの表面処理を行うこともできますので、ご希望をお聞かせください。
